生き方」カテゴリーアーカイブ

茂木健一郎の人生問答~大樹のように 「東京五輪の聖火リレーを見て何を考えるか」

脳科学者
茂木健一郎

【質問】東京五輪の聖火リレーを見ていて本当に心が和み、嬉しくなります。沿道で見ている方が「希望がわきます」とおっしゃる理由がよくわかります。もちろん新型コロナ感染を考えると、密をつくるので心配ではありますが、私は続けてもらいたいと思っています。茂木先生はどのように思いますか。(埼玉県・27歳・女性)

感動はリレーされていく

 お書きになっていること、本当にそうだなあ、と思います。
 なかなか先が見えない日常の中で、東京オリンピックが56年ぶりに開かれることの意味を私たちは忘れてしまいがちです。しかし、このような苦しい日常だからこそ、希望のともしびが必要なのではないでしょうか。 続きを読む

歴史に学び志を持って生きる

萩博物館特別学芸員/至誠館大学特任教授
一坂太郎

 混迷する時代を生き抜くために、歴史から学ぶべきこととは何か。

学びの力に着目

 教育には人間や社会を変える力があります。歴史をひもとくと、学びの力によって世のなかを変えていった人物や集団の足跡をいくつも見つけることができます。明治維新の原動力となった幕末の長州藩もそうした好例の一つです。 続きを読む

LGBTの社会的包摂を進め多様性ある社会の実現を

京都産業大学法科大学院教授
渡邉泰彦

 LGBT(性的少数者)の抱える問題から、多様性ある社会について考える。

LGBTとは

 近年、LGBT(※1)と呼ぼれる性的少数者の問題に社会的関心が寄せられるようになりました。日本では全人口の約5%、660万人ほどの性的少数者が暮らしていると推定されています。 続きを読む

生涯学習の時代 学生の「学びたい」意欲に応える創価大学

創価大学教授/通信教育部長
花見常幸

 未曽有の人口減少・少子高齢化社会が到来している。熟年・高齢世代の「学び直し」を支えることは日本社会の活力を維持する上でも大切だ。生涯学習における通信教育の果たす役割について、創価大学通信教育部の花見常幸教授に話を聞いた。 続きを読む

ワークライフバランスは日本に新たなイノベーションを促す

東レ経営研究所 ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長
渥美由喜

 最近、仕事と家庭の両立を目指す「ワークライフバランス」が注目を集める。女性の活躍推進を通して日本社会をダイナミックに成長させることが可能だと語る渥美氏に話を聞いた。 続きを読む