投稿者「web-daisanbunmei」のアーカイブ

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沖縄県知事選のゆくえ③――すっかり変貌した「オール沖縄」

ライター
松田 明

翁長県政が誕生した経緯

 前回2014年の県知事選で、現職の仲井眞弘多氏を破って当選した翁長雄志氏は、前那覇市長。それ以前は自民党の那覇市議、沖縄県議を務め、県連幹事長でもあった。
 2013年12月、当時の仲井眞知事がそれまでの「辺野古への移設反対」の姿勢を転換。普天間飛行場の危険性を取り除くことを優先し、政府からの沖縄振興策を取りつけ、名護市辺野古の埋め立てを承認した。
 このことで今度は県内の自民党や保守層が分裂することになった。 続きを読む

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沖縄県知事選のゆくえ②――立憲民主党の罪深さ

ライター
松田 明

2ヵ月で公約を反故に

 立憲民主党の枝野幸男代表は、8月29日、那覇市内で記者会見を開いた。
 この席で、枝野代表は沖縄県知事選で共産党など「オール沖縄」が支持する玉城デニー氏(自由党幹事長)を、立憲民主党としても支援することを表明。
 あわせて、同党の沖縄県連を設立し、県連代表に有田芳生参議院議員が就任することを発表した。
 注目されたのは、枝野氏が普天間飛行場の閉鎖に伴う名護市辺野古への移設に、立憲民主党として「反対」すると語ったことだ。
 辺野古移設の問題をここまでこじれさせた最大の責任は、かつて枝野氏らが率いてきた民主党政権にある。 続きを読む

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沖縄県知事選のゆくえ①――県民の思いはどう動くか

ライター
松田 明

対立や分断から無縁な沖縄を

 沖縄県知事選挙が9月30日におこなわれる(9月13日告示)。本来は11月18日の投開票予定だったが、翁長雄志知事の急逝を受けて早まった。
 すでに前宜野湾市長の佐喜真淳(さきま・あつし)氏が自民党、公明党の推薦を受けて立候補を表明。日本維新の会も佐喜真氏を推薦する見込みと報じられている。
 一方、共産党など「オール沖縄」側では候補者として浮上する名前が二転三転していたが、8月29日になって自由党幹事長の玉城デニー氏が正式に出馬表明をした。 続きを読む

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連載エッセー「本の楽園」 第56回 先送りしない法

作家
村上政彦

 僕は、あまり自己啓発本の類を読まない。若いころに少しは手にしたことがあったのだが、それで懲りた。まず、説教くさい。それにしごく当然のことが書いてあるだけで、発見がない。
 わざわざ読書をして、説教されるのはかなわないし、お金を払って、知識を広げたり物の見方を深めたりすることができないのは、損である。だから、本屋に行っても、自己啓発本のコーナーは、ちらっと見るだけで、手は伸びない。
 ところが。 続きを読む

rogo

沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流
第16回 第1回沖縄空手国際大会レポート

ジャーナリスト
柳原滋雄

オリンピック空手との差別化

 沖縄県の翁長雄志知事(2018年8月8日に逝去)が大会実行委員長をつとめた「第1回沖縄空手国際大会」が、今年(2018年)8月2日から5日までの4日間、那覇市と豊見城市で開催された。
 沖縄空手の伝統型の演武を競技対象とするもので、海外から560人以上の選手を迎え、日本国内650人(うち沖縄県内が470人)と合わせて1200人を超える過去最大規模の大会となった。
「第1回」と銘打たれているものの、過去にも似たような大会は県の主催で何度か開催されている。今回は県に加え、県内主要空手4団体を束ねる「沖縄伝統空手道振興会」が名を連ね、さらに特筆すべきことは、流派別に分かれて開催されたことだ。 続きを読む